2005年08月02日

うに

私は中学、高校と父の仕事の都合でアメリカに住んでいました。

ディズニーランドには「ベジタリアン・バーガー」が売っていたり、
レストランでもベジタリアンメニューがあったりと身の回りで
たくさんのベジタリアンライフを見ることがありましたが
当時の私は「きっとアレルギーの人が食べているのだろう」と
思っていてあまり気にも止めませんでした。

その後しばらくして宗教的に牛肉、豚肉を食べない人がいると聞き、
ベジタリアンメニューはそういう宗教の人たちの為に作られた
メニューなんだな、さすが人種の多いアメリカだと思ったものです。

もちろんその時も自分には関係の無いことだと思っていました。

日本に帰ってきてからたまたま職場にベジタリアンの方が居たのですが
周りの反応を見て私は大変驚きました。

「あの人、お肉食べないみたいよ」
「なんかかわいそうだね」
「ちょっとおかしいよね」
「変な宗教でも関わっているのかな」などなど。

アメリカに居た時はそのようなことを言う人は居なかったのです。
特に「変な宗教」という言葉が日本人の宗教に対する感じ方の
表れだとつくづく感じました。
確かに犯罪を犯した宗教団体も居たのでその影響かもしれませんが
私は信仰する宗教はそれぞれの考えがあると思うので他人が
とやかく言う事では無いし、ましてや「変な」なんて言うことは
筋違いだと思いました。

でもそれが日本の現状です。
今でもベジタリアンに対して殆どの人が偏見の眼差しを向けると思います。
「にんじんが嫌い」と言ってにんじんを食べない人へ向ける眼差しとは
わけが違うと改めて思いました。

私がベジタリアンを意識し始めたのは1年ぐらい前からです。
きっかけは些細なことでした。
夫とある牧場へ遊びに行ったのですが、そこで馬に乗ったりと
一日遊んだ帰り、その牧場のすぐ近くで「馬刺し」が売られていたのです。

「馬刺しって今乗っていた馬なの!?」と衝撃を覚えました。

それからインターネットで色々調べて、牛や豚の屠殺現場の映像を見てから
スーパーに並んでいるお肉を直視することが出来なくなりました。
今まで自分がおいしいと言って食べていたお肉は実は発癌性物質が
含まれている可能性があることや、人間の本来の体は肉食に
適していないということも学びました。

今では夫も私がベジタリアンであるという事を理解してくれましたが
当初は同じように「何のまね?」「お肉食べないなんておかしい」と
非難していたものです。
でも理解はしてくれても、夫はベジタリアンになろうとはしませんので
今でも夫の為にお肉を買う事もあります。
しかしこればかりは本人の意識の問題なので私も強制できないと
仕方なく感じております。
いずれ夫にも私が感じたような気持ちが芽生えることを願って、
今は徐々に使うお肉を大豆たんぱくなどのもどき肉に移行していき
いつか夫が菜食を決めたときにお肉に未練を持たないよう、
実はそんなに普段からお肉は食べていなかったんだよと言えるように
基盤を作っています。

私はもっと前向きにベジタリアンであることを主張できるようになりたいと思います。
いつか、私がアメリカで感じたように、世の中色んな人が居るから
ベジタリアンが居ても別におかしいことではない、という考えが
日本人全員に芽生えれば、きっともっとベジタリアンになる人が増えることでしょうね。

この素晴らしいホームページをもっとたくさんの人に
広めていきたいと思います。
それが日本人に暖かい、思いやりの気持ちを戻すことに繋がると信じています。
posted by reasonvegetarian at 16:54| 生命倫理的理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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