肉食の家族の中で幼い頃から私だけお肉が好きではありませんでした。理由は動物が
可愛そうだから。動物好きだった私はよく捨て猫や犬を拾ってきては怒られ、唯一飼
う事が許して貰えた小鳥も小鳥屋さんで売れない病気の鳥を貰っては飼っていまし
た。大漁のニュースを見てはお魚さんが可愛そうだと思い、スーパーに飾ってある牛
や豚の形をした肉の部位名称表示を見て残酷だと思っていたのですが、それは周りに
は奇妙な子として写ったようです。なのでお肉嫌いで通しました。卵も母親に無精卵
だからと説明を受けてから食べるようになりました。肉うどんが食べれなくて母親に
怒られ2時間肉うどんの前で泣いてたのを覚えてます。最後は母親が諦めた形になり
ましたが。
そんな幼少時期を過した私でしたが、大人に成長するにつれ、多少のお肉やお魚は口
にするようになりました。しかし生臭さが苦手で友達の間でもお肉嫌いで通ってまし
た。アメリカ人との結婚で渡米する事となりましたが、肉食の夫とは食生活が合わ
ず、それが理由ではありませんが離婚となり、その後は一人暮らし。暫く自炊ではベ
ジタリアン(お肉やお魚が生生しくて触れない為)、外食ではお肉を口にするという
生活を続けていました。
PETAのビデオの存在は知っていたのですが、ニュースや映画などでちょっと流れる動
物虐待シーンだけで異常に辛くなり涙がポロポロ出てしまう状況だったので避けてい
ました。しかしあるSNSでPETAのリンク先が載せられていて「いつまでも逃げてば
かりはいけない」と勇気を出して見る事にしました。
涙は嗚咽に代わりいつまでも胸を叩きながら泣き続けました。それから周りに「私は
ベジタリアンです」と公言するようになりました。
2)その後の苦労話
元々そんなにお肉を食べる方ではなかったので特に苦労はありません。最初はアジア
ン・ベジタリアン、それからラクト・オボ・ベジタリアンになり、今はベジタリアン
です。ただ、たまに魚のだし汁入りのお味噌汁とか食しているのでビーガンまでには
至っていません。いずれ完璧なビーガンになれるよう目指しています。
3)菜食をつづけて良かった点、体調の変化など
上記に書いたように元々そんなにお肉を食べる方ではなかったので特に変化はありま
せん。太っているのですが、人間ドックでは皮下脂肪はついてるけど内臓脂肪は少な
いとドクターに驚かれました。
菜食主義の意味を知る事で今までもやもやしてたものがすっきりして目覚めた気分で
す。
4)悪かった点
ありません。